株式投資の楽しみ 2006 5 9

 本日(5月9日)の日経平均株価は、
円高を嫌気して、反落したような感じです。
 しかし、円高は、プラスマイナスゼロだと思います。
原油高の時代は、円が強いからこそ、静観できますが、
もし円が弱かったら、原油高に、あわてるはずです。
 さらに、日本は、輸出大国であると同時に、
実は、輸入大国でもあります。
(これは、ハイテク産業にも、当てはまるかもしれません)。
 にもかかわらず、円高という材料をマイナス要因として捉えるのは、
今の株式投資が、先物投資になっているからだと思います。
 つまり、「買い」だと思ったら、日経平均の先物を買い、
「売り」だと思ったら、日経平均の先物を売るという状態になっていると思います。
 個別銘柄の業績を研究し、
チャートで、売り買いのタイミングを判断するというのは、
遠い昔になってしまった観があります。
 そんな面倒くさいことをしないで、
マクロ的な外部環境で、日経平均の先物を、「買い」にしたり、
「売り」にしたりするのが、今の現状かもしれません。
 先物につられて、現物の日経平均株価が動き、
日経平均株価につられて、個別銘柄の株価が動くならば、
先物を売買する方が、手っ取り早いからです。
 しかし、これでよいのでしょうか。
確かに、業務省力化にはなりますが、
株式投資の楽しみは、半減するでしょう。


































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